お酒にぴったりの音楽!ヨーヨー・マで聴くタンゴの世界
どうも,彳亍ですm(_ _)m
皆さんはどんなお酒が好きですか?
ゆっくりとお酒を楽しみたい時に,それに合う音楽があったら最高ですよね!
そんなお酒にぴったりの,大人のタンゴなんていかがでしょう?
- アーティスト: ヨーヨー・マ,アントニオ・アグリ,オラシオ・マルビチーノ,アサド兄弟,ネストル・マルコーニ,アストル・ピアソラ,エクトル・コンソーレ,キャサリン・ストット
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
- 発売日: 2004/11/17
- メディア: CD
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TVをよくご覧になっている方はご存知かもしれませぬ.
このアルバムの代表曲である「リベルタンゴ」はサントリーのCMでも使われていました.
独特なリズム感を持つタンゴ
タンゴと言えばアルゼンチンやウルグアイのダンス音楽として知られていますが,このリズム感がなんとも心地いい.
お酒に酔いしれるように,タンゴにもまるで酔いしれるような魅力があります.
この作品を手掛けたアストル・ピアソラのタンゴは元々のタンゴに加え,クラシックやジャズなどの要素を融合させたものとなっています.
タンゴは元々が伴奏音楽が,それが持つ強いリズム感に加え,クラシックが持つメロディが組み合わさっているんですね.
両方の良いところが合わさって,より魅力的な音楽へと発展しています.
またタンゴの魅力として,忘れてはならないのがバンドネオンの存在.
世界の民謡・童謡「Worldforksong.com」さんより引用
アコーディオンにも似てる楽器ですが,タンゴでのこの楽器の存在感が凄いです.
バンドネオンの耳に残るような,少しとげのある感じの音色がチェロのなめらかな音色と絶妙にマッチしていますね.
アストル・ピアソラ自身もバンドネオン奏者であり,日本人だと小松亮太や三浦一馬などが活躍しています.
バンドネオン自体が数多く存在していないので,奏者も貴重な存在ですね...
このアルバムのおすすめはやはり一曲目の「リベルタンゴ」.
「自由」の意味をもつ「リベルタ」と「タンゴ」を組み合わせています.
つまり「自由なタンゴ」という意味ですね.
様々な音色と曲の複雑な構造が合わさって,「踊る」ためのタンゴというよりは「聴く」ためのタンゴになっています.
流していても邪魔にならない音楽なので,ついついループしてしまいますね笑
終わりに
「お酒にぴったり」と書きましたが,この音楽だとやっぱりウイスキーでしょうか?笑
お酒や食事に限らず,なにかするときはこの音楽っていうような曲があれば,毎日が楽しくなりそうですね~
こんかいはこんなところで.ではでは(^_^)/
まるで機械仕掛け!グレン・グールドの正確無比なピアノ
こんにちは,彳亍です(^.^)/~~
今日はちょっと疲れたし暑かったな,と感じる日には迷わずキリンの秋味を買ってしまいますね~.何よりこのラベルをみると「秋だな」って実感が湧きます!
アクの強い演奏家って探せば当然たくさんいると思うのですが,(フジ子・ヘミングとかもその一人でしょうか)ジブンがそのアクの強さがトップレベルなのではと最近聴きながら感じているのが今回お話するグレン・グールド.
- アーティスト: グールド(グレン)
- 出版社/メーカー: SMJ(SME)(M)
- 発売日: 2008/12/24
- メディア: CD
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タイトルにも書いてありますが,こちら坂本龍一の選ぶグールドのベスト盤になります.
ラインナップはバッハからベートーベン,シューマン,モーツァルトなど名曲ぞろいでバランスがいい感じになっています.
このジャケットもモノクロでオシャレですね!笑
一度くせになったら中々頭から離れない...この人の演奏はそういう魔力を持っていると思います.
正確で独特な演奏!「異端児」グールドの奏法
このCDに限らず,グレン・グールドの演奏を2,3曲聞けばわかると思います.
とにかくリズムは寸分の狂いもないほどきっちりと楽譜通り.
正確さにおいて彼の右に出るものはほぼいないと言っていいくらいなんじゃないでしょうか笑
またジャケットの絵を見てみると,ものすごい鍵盤に近づいて演奏してますよね.
これもグールドの特徴の一つで,演奏には敢えて低めの椅子にして鍵盤に体を近づけるのだとか.
ピアノを演奏していると,なるべく良い姿勢を意識してしまいそうなものですが...
先ほどリズムが正確できっちりな演奏と書きましたが,じゃあ淡々と弾いているのか,というとそんなことありません.
リズムは気持ち悪いくらいに正確ですが,表現力もまた素晴らしい.
録音でもちょいちょい残っていますが,演奏を聴いているとなんとどこからともなくハミングが...
このクセは一生やめなかったそうですね.一度こうだと決めたら誰がなんと言おうと変えない.そういう頑固なところはまさに「異端児」ですね.笑
グレン・グールドの魅力がたっぷり味わえるラインナップ
グレン・グールドの名盤といえば,デビュー盤でもあるバッハの「ゴールドベルク変奏曲」でしょうか.
もともとバッハの曲は機械的で数学的なものが多めなので(人によって意見が分かれるかもしれませんね),グールドにとってはうってつけだと思います.
しかしグールドの魅力は他の作曲家でも味わうことができます.
まず素晴らしいと感じたのはシューマンの「ピアノ4重奏曲変ホ長調 作品47」でしょうか.
グールドの独特な演奏を残しつつ,他のチェロやヴァイオリンとマッチし,控えめにして他の楽器を際立たせるような演奏になっています.
狂いのないテンポが逆に心地良く思えるのはグールドならではなんでしょうかね笑
そう思うとベートーベンの「テンペスト」ではガラッと奏法を変え,かなりドライな感じの演奏になっています.
もともとゆっくりとしたテンペストしか聴いてこなかったので,この異常なまでにテンポが早いテンペストを聴いたのは初めてであり,当時はかなり衝撃を受けました.
演奏はこんな早いテンポにもかかわらず,相変わらずの正確さ.
しかし聴いているうちにこのドライな感じも好きだな,と自然と納得させられてしまうような演奏です.
また同じベートーベンでも,「悲愴」の2楽章では存分に歌う演奏をする.例のハミングに合わせた演奏をここでたんのうすることができます.
ゆっくりとしたテンポで魅力的に歌いあげることもあれば,早いテンポでカラッと演奏する,非常に表現の幅があるアルバムになっています.
終わりに
坂本龍一のインタビューに「気が付いたらファンになっていた」という記述があります.
まさにその通りだと思います.
これほど独特な演奏ですからこれを批判する人は少なからず存在していたでしょう.
しかし「これが俺の演奏だ」と言わんばかりの生命力あふれる演奏は,人の心を掴む力強さがあります.
今は故人になってしまった存在ですが,このような天才の演奏に感化されながら,これからもクラシック音楽を楽しんでいきたいですね.
今回はこんなところで.ではでは(^_^)/
のほほんとピアノ奮闘記vol.1 ラヴェル「亡き王女」譜読み中...
こんにちは,彳亍ですm(_ _)m
ピアノはいつでも何かがきっかけで急に弾きたくなりますよね.
ちなみに今回は本屋大賞の「羊と鋼の森」を読んだのがきっかけです笑
以前弾いていた曲を引っ張り出してはちょろっと弾くというのも楽しいですが,やっぱりまだまだ演奏していない名曲が残されているので,レパートリーを増やしてみたいというのが一番.
そこで先日からラヴェル作曲の「亡き王女のためのパヴァーヌ」を弾き始めることにしてみました!
ラヴェルの亡き王女...オーケストラで聴くと涙が出そうなほどの切なさですが,これがピアノ曲になるとより切ない泣
今までショパンやベートーベンにしか手を出してこなかったので,ラヴェルは初の試み.亡き王女は何回聴いたか分からないくらいですし,ラヴェルは難曲が多いイメージなのでこれならいけるのでは,と思いこの曲を弾くことに.
で,実際に楽譜を見てみたのですがこれが意外と複雑!笑
そりゃあジブンのピアノの腕なんて雑魚もいいところですが...
CDから聴こえてくる演奏からのイメージとは少しかけ離れて,楽譜には和音がぎっしり.
その人の実力にもよりますが,難易にかかわらず,楽譜を見た瞬間に「うっ」て感じる譜面と「これならいけるのでは」という譜面に分かれますよね.
ジブンでいえばショパンの幻想即興曲とかは前者で,リストの愛の夢とかは後者でした.
そして今回の亡き王女は,割と前者です.笑
ただ他の難曲に比べてテンポが遅い分,余裕は少しあるのでしょうか?
この曲を他の人が演奏したレビューを見ると,「比較的簡単だが表現が難しい」という意見や,「同じラヴェルの『水の戯れ』が弾けるくらいじゃないと厳しい」という意見も見かけました.
水の戯れってかなり難しい曲な気がしますが...
ピアノを弾く方ならご存じかと思いますが,ピアノピースは曲ごとにA~Fの6段階で曲の難易度を分けていますよね.
難易度は順に
A(初級)
B(初級上)
C(中級)
D(中級上)
E(上級)
F(上級上)
になります.
この中で亡き王女はランクC(中級)でした.
人によって曲との相性もあると思うのであくまで目安ですけどね...笑
全6ページほどの短い曲なのでさっそく譜読みしてみることに.
最初の2ページは聴いていても分かる通りなるほど簡単でした.
初見でもいけるくらいです.
ただその続きから急に忙しくなってきます.
まず譜面通りに和音を一斉に弾こうとすると指が届かない.焦
それに左手は和音だけじゃなく右手の和声の手伝いがちょいちょい入ってきます.
やっぱり聴いてるだけじゃ分からない演奏の大変さってありますよね...
それに前述の通り,表現を大事にするというのもラヴェルのポイントですね!
割と指が忙しい曲ですが,静かに優しく弾く必要もあります.
大好きな曲だしそこまで長丁場な曲ではないので,挫折することはなさそう.
ただし,納得のいく表現ができるようになるまではまだしばらく時間がかかりそうです...笑
今回はこんなところで.ではでは(^_^)/
懐メロがたくさん!古川展生の魅惑のチェロ「I Love You」
こんにちは,彳亍ですm(_ _)m
台風がまるで順番待ちしてるんじゃないかというくらい頻繁にやってきますね.
このラッシュがおさまることを祈るばかりです笑
秋になって,なんとなくセンチメンタルな気分に浸る今日この頃.
そんな時にはチェロの音色なんていかがでしょう?
古川展生といえば,日本を代表するチェリストであり,その実力は折り紙付き.
別の記事で紹介したサイトウ・キネン・オーケストラの一員でもあります.
チェロの演奏では,このようなポップミュージックからクラシックに至るまで,幅広いジャンルを手掛けています.
チェロの音色の心地よさのヒミツ
チェロの音域は,ヴァイオリンやヴィオラの高めの音域から1オクターブ程低く,またコントラバスよりも少し高めの音域となっていますね.
チェロの音色は人間の声に最も近い楽器と言われています.
チェロによって奏でられる音色自体が人の声のように温かみを持っている感覚になります.
チェロの音域による響きは他の楽器にはない,人の心を掴む力があるわけですね!
美しいチェロで奏でられる80,90年代ミュージック
ラインナップを見てみると思わず懐かしい!と思ってしまう曲ばかりです!
アーティストは尾崎豊やサザン,スピッツ,ドリカム,山崎まさよしなど多岐にわたっていますね.ジブンも少しばかり世代ですので,ついつい何度も聴いてしまいます笑
これらの懐かしい曲も,チェロによる演奏では様変わりします.
特にこの中で印象的だったのは久保田利伸の名曲,「La-La-La Love Song」でしょうか.
原曲の高めの歌声に対してチェロのこの音程による演奏がとても新鮮です.
また冒頭で,ピッツィカートによってクールに始まるのも良い.全体を通してかなりシブめの大人な演奏になっています笑
また井上陽水の「少年時代」もどこかセンチメンタルな演奏で素晴らしい.
チェロに限らず弦楽器全般に言えることですが,ピアノと違ってピンポイントでその音に飛ぶのではなく,ほんの少しずれた位置からある音へと届くその一連の音の変化が魅力的だと思います.
弦楽器の不安定さは,逆にその魅力を引き立たせていますね!
終わりに
今回紹介した懐メロに限らず,ジブリやディズニーなどの音楽も,チェロでカバーすると一段とオトナでシブい演奏にたちまち変化してしまいます.
また奏者である古川さん自身も少しシブめな印象ですね!笑
人間の声の温かみを持つチェロの演奏,ふと感傷的になった時に聴くと,涙が出るくらいに切ない演奏になりますよ.
皆さんもぜひ一度チェロの音色に聞惚れてみてはいかがでしょう?
今回はこんなところで.ではでは(^_^)/
ユニークな演奏と世界観!葉加瀬節満載の「VIOLINISM」
こんにちは彳亍です.
今日は風の強い日でした.海が近いのも相まって周辺では磯の香りが漂っています(*‘ω‘ *)
今までクラシックに絞って発信してきましたが,今回から少し趣向を変えてみようと思います.
暗めの色が多いイメージの葉加瀬太郎のCDですが,客席の真紅の色が映える魅力的なジャケットですね.
このCDを探してビックリしましたが,発売日は2002年.ジブンがよく聞いているCDですが,14年も前のアルバムだったとは...焦
ちなみに今回紹介しているCDはVIOLINISMの第二弾となります.よかったら「VIOLINISM Ⅰ」の方もどうぞ!
- アーティスト: 葉加瀬太郎,STEVIE WONDER,MARCOS VALLE
- 出版社/メーカー: プライエイド
- 発売日: 2000/09/01
- メディア: CD
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「クラシック」と「現代音楽」,両方の顔を併せ持つ葉加瀬太郎
葉加瀬太郎の曲の中で一番有名なのはやっぱりテレビ番組でも使われている「情熱大陸」でしょうか?小松亮太のバンドネオンとの掛け合いがいい感じのロックな演奏になっていますね.
このCDのラインナップを見てみるとWild StalionsやKirishima などの独自の曲はもちろん,ハンガリー狂詩曲第2番やトリッチ・トラッチ・ポルカなど,クラシック曲も点在しています.
また一番最初のSally Garden Set はアイルランド民謡だったと思います.
バイオリン曲にすると哀愁漂う感じのまったりとした演奏になっていていいですね!
クラシックと現代音楽はかけ離れたジャンルにも思えますが,この垣根をこえた演奏ができるのが葉加瀬太郎の魅力と言っていいかもしれません.
全てが「葉加瀬色」に変わる!ジャンルの垣根をこえた演奏
ラインナップにクラシックもあると言いましたが,この名曲たちもただの演奏ではありません!
クラッシック音楽も葉加瀬太郎の手にかかれば,たちまちポップやロックな感じに変わってしまいます!
もとのメロディーの良さも活かしつつ,一風変わったカッコイイ演奏になってしまうのが彼の編曲のすごいところですね.
チャルダッシュは原曲よりもより疾走感があってスリルがあり,ハンガリー狂詩曲はより荘厳に,かつ転調後はより軽快に変化します.
何度聴いても全然飽きないですね!笑
「ひばり」とタイトルのついた曲では,途中でバイオリンの音を活かしてまるでひばりが鳴いているような感覚を覚えてしまいます(*´ω`)
終わりに
葉加瀬太郎のバイオリン演奏はかなりエネルギッシュというか,人によっては「荒れているのでは」と感じるかもしれません.
でも彼の編曲は,その演奏と見事なまでにマッチしていると思います!
時には切なく,時にはスリルのある疾走するバイオリン.
みなさんも葉加瀬ワールドを是非「体感」してみてください!
今回はこんなところで.ではでは(^_^)/
クセになる?フジ子・ヘミング独特のテンポ
こんにちは,彳亍ですm(_ _)m
食欲の秋ですね~.この時期は普段の1.5倍くら食い意地が張っている気がします.
今回はフジ子・ヘミングについてお話しますね
- アーティスト: フジ子・ヘミング,ショパン,リスト
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 1999/08/25
- メディア: CD
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貧しい生活や,活動中に聴力を失うことがありながらも,あきらめず努力で立ち直った奇跡のピアニスト,フジ子・ヘミング.
この人のCDでも最も有名なのはデビューCDでもあるこの「奇蹟のカンパネラ」でしょう.いずれも,クラシック初心者でも「あ,聴いたことある」と思うような曲が沢山あります.
賛否両論!?フジ子・ヘミングのピアノ
たまにいろんな方のフジ子・ヘミングに対する評価を見たりするのですが,気持ちいいくらいに真っ二つに意見が分かれていますね.
CDではもちろんあまり感じませんが,コンサートを見るとテンポも遅く,そしてプロにしてはミスタッチがかなり多め.
これが単純に下手という人と,このテンポからフジ子特有の魅力があるという人がいます.
演奏を聴いた感じ方なんて十人十色ですから,意見が分かれるのは当然ですよね.
フジ子・ヘミングの演奏に対する直感的な感想
ジブンも最初に彼女の演奏を聴いたのはこのCDでした.
このCDの中だととりわけ特徴的なのはラ・カンパネラでしょうか?
初めて聴いたときは「遅っ!!」と思ってしまいました笑
いや,これ程の難曲の数々をこのこのテンポでも弾きこなすのはさすがはプロなのですが...
アンドレ・ワッツやユンディ・リの演奏を知ってしまっているからでしょうかね.彼女の演奏と比べると彼らのラ・カンパネラは1.5倍速に聴こえてしまいますね.
でも不思議な感じですが何回も聴いているとなかなかクセになる.「こういう演奏もアリなのかな~?」とだんだん納得させられてしまうんですよね.そこもやっぱり彼女のなせる技なのでしょうか?
続くリストの「愛の夢」やショパンの「エオリアンハープ」は逆にこのテンポのほうがしっくりくる.こちらは聴いていて心地よい感じです.
これはジブンの見解に過ぎないのですが,フジ子・ヘミングの演奏の独特さって,小説家に例えるなら村上春樹に近いものがあるんじゃないかと思います.
ノルウェイの森や1Q84など,読み進めていくと作中で性描写が何回も出てきますよね.村上春樹の作風もまた独特で,ちょっとやそっとじゃ真似できません.
その独特さ故にもちろん賛否両論ありますが,これを「単なるエロ小説だ」と投げ出してしまうのか,「これがムラカミワールドなんだ」とこの世界観にひき込まれていくのか,こちらも二通りに分かれるんじゃないでしょうか.
フジ子・ヘミングの演奏も同じだと思いますよ.
テンポが遅くてもミスタッチが多くても,「これがフジ子ワールドなんだ」という強い主張が彼女の演奏から伝わってきます.
それをどのように受け止めるかは,聴いてる本人次第になるでしょうね.
終わりに
以前彼女のドキュメンタリーが放送されていました.そのドラマを見る限りですが,とんでもなく壮絶な人生を歩んでいますね.
普通なら耳が聞こえなくなった時点で挫折しそうなものですが,それでも諦めなかった強さが彼女の魅力を引き立たせている感じがします.
皆さんもぜひ,この独特かつ生命力あふれるピアノを味わってみてくださいね!
今回はこんなところで.ではでは(^_^)/
「囲碁クエスト」が熱い!9路盤で繰り広げられる白熱ガチンコバトル
こんにちは,彳亍です(^O^)/
最近囲碁熱が自分の中でまたふつふつと湧き上がってきています!
ネット碁が普及している時代ですが,19路盤は時間がかかるし,打つ余裕がない...
そんな方には,囲碁クエストでしょう!
ネット碁は以前からありましたが,それらの多くは19路盤でした.9路盤,13路盤にこれだけ焦点を絞ったネット碁というのはこれが初めてかもしれません.
リリースされたのは半年ほど前だったでしょうか.リリース当時はジブンもさっそくインストールしてみました.
初期画面がこちら
(『囲碁クエスト』アプリより引用)
中身は9路盤と13路盤のネット対戦のみでクエスト要素は一切ないのですが...
囲碁の人口は少ないと思われがちですが,アプリを開いた瞬間に接続数は1,000を超えるほど!リアルタイムで使っている人が千人もいるのはなんだかうれしくなっちゃいますね(*´з`)
9路盤の打ちやすさ
囲碁は19路盤という,格子点の数が途方もなく多いものをイメージしてしまうかもしれませんが,この9路盤は9×9ですから打てる場所がたったの(?)81箇所.
だから19路盤のように布石や定石といった複雑なものは覚える必要がなく,囲碁のルールさえ分かっていれば誰でも簡単に打つことができます.
しかし打つ箇所が少なくなっても同じ対局というのはほとんど存在しません.狭い盤面でガチンコバトルが繰り広げられるわけですね!
またこれはアプリ特有の機能ですが,盤面がある形になると画面下にその形に名づけられた名前が出ます.
(『囲碁クエスト』アプリより引用)
この場合は「小太刀一刀流」というカッコイイ名前がついています.そのほかにも「ブラックブーメラン」「アンドロメダ」「ヘッドバット」などなど,中二病心をくすぐるような名前が今までたくさん確認されていますよ!
たくさんの打ち方を試してみて,どんな名前が他にあるのか探してみるのも,この囲碁クエストの醍醐味かも知れませんね!笑
強者もゴロゴロ!?幅広い実力層
囲碁クエストを半年ほどやってみましたが,現在の級位は,すったもんだを繰り返して三段になりました.
両者持ち時間は3分ですから一局にかかる時間はかかっても5分ほど.
短時間で打てるものですからついつい打ってしまい,気が付けば総対局数は600局弱になっていました笑
有段者になると,中には高校の囲碁選手権で活躍している方々や,なんとプロの皆さんも混じっているそうな.
当たったら必ずフルボッコにされそうなものですが,逆に考えるとこのような人たちと対局できる機会なんてほとんどないですし,とてもラッキーなことですよね!
また相手の中には人工知能を搭載したコンピュータもいますね.
そういえば先日,「AlphaGoai」というユーザ名を見かけました.
ユーザ名は自分で決められますから,もちろんこれが人間という可能性もあります.
しかしその戦歴を追っていくとこのユーザー,恐ろしい速度で成長していますね.
もしかすると,先日世界のトッププロを打ち負かしたと言われる,あの人工知能,「AlpahGO」なんでしょうか?謎は深まるばかりです...
終わりに
囲碁はルールが難しそう,とよく言われますが実はとっても簡単!ルールは単純で,奥が深いだけなのです...
戦略も自由自在で,必死に考えた末の勝利の快感は何事にも代え難いものがあります!
ちょっと囲碁のルールを覚えてみたら,片手間でできるこの「囲碁クエスト」.良かったら暇潰しにやってみてくださいね!
今回はこんなところで.ではでは(^_^)/