「神童」キーシンのショパン
こんにちは,彳亍です.八月も終わりが見えてきましたね(´ー`)
そのうち暑さも徐々にやわらいで過ごしやすくなるのが楽しみですね.
第二弾になりますが,ジブンのお気に入りのクラシックを発信していきたいと思います.
かつて「神童」とよばれ,現在も世界で活躍中のエフゲニー・キーシン.
ピアノ界には天才と呼ばれる演奏家がたくさんいらっしゃいますが,その中でも五本の指には入るんじゃないかと自分で勝手に思っています笑
キーシンに興味を持ったのは2010年のショパン生誕200周年記念のリサイタルがキッカケです.(もちろんTVですが)
難曲であるショパンのピアノコンチェルト2番を持ち前の正確な演奏と力強さで弾きこなし,観客を圧倒していました.ジブンもばっちり圧倒されました!そこからというものすっかりキーシンのファンになってしまっています...笑
2歳からピアノ!?キーシンの神童っぷり
モスクワで生まれたキーシンがピアノを弾き始めたのはなんと2歳の時.
・・・2歳って.やっとまともに歩けるようになったぜ,くらいの時期なんじゃないでしょうかね汗
その後も神童っぷりは遺憾なく発揮され,10歳でデビュー,11歳ではもうリサイタルを開くようになっていました.
・・・11歳って.小学校でイタズラやったり,暗くなるまで外で遊び倒してるくらいの時期なんじゃないでしょうか.
経歴をみるだけでキーシンの天才っぷりは一目瞭然ですね!
正確無比なバラード,スケルツォ
キーシンの魅力は大きく分けて二つある気がします.まずはキーシンのとんでもなく正確なテクニック.まるで機械が弾いているんじゃないか,というレベルでの技術です.
ジブンはバラードの中でも第1番を好んで聴くのですが,こちらでもそのテクニックを垣間見ることができます.
少し暗めの冒頭から,全体のサビともいえるドラマティックな旋律へとつながり,その後に超絶技巧とも言うべきフレーズへとつながっていきます.
超絶技巧の部分ではまるで球がコロコロコロッと転がるようなイメージでキーシンのなめらかな演奏を堪能することができます.
じっくりと歌い上げるところもあればダイナミックな見せ場もあったり,超絶技巧で圧倒するところもあったり.ショパンのバラードやスケルツォはキーシンの魅力を伝えるのにぴったりな気がしますね(*'ω'*)
太く,力強い演奏の「舟歌」
キーシンのもうひとつの魅力は演奏の力強さだと思います.
ショパンの舟歌も演奏者によって大きく表現が変わる曲だと感じるのですが,キーシンの場合はずっしりとしていて,堂々とした舟歌になっていると思います.
フォルテを出すべき箇所も,「どこからそんな音量でるんだw」というレベルの強さと迫力.
舟歌と,同CDに収録されているショパンの子守歌では魅力的に歌い上げる表現力を披露しつつ,出すところは出し,抑えるところは抑える.一見単純なことに思えますが,これ程バランスよく完璧な演奏ができるのもキーシンの実力あってこそではないでしょうか?
最後に
タイトルで「ショパン」と言い放っておきながらバラードやスケルツォなどに絞ってしまいましたが汗
もしクラシックをかじり始めてキーシンの演奏を聴いたことのない人.もったいない!
是非一度キーシンのCDを手に取って,その天才っぷりに圧倒されて見て下さい!
今回はこんなところで.ではでは(^_^)/