のほほんとピアノ奮闘記vol.1 ラヴェル「亡き王女」譜読み中...

こんにちは,彳亍ですm(_ _)m

 

ピアノはいつでも何かがきっかけで急に弾きたくなりますよね.

 

ちなみに今回は本屋大賞の「羊と鋼の森」を読んだのがきっかけです笑

 

以前弾いていた曲を引っ張り出してはちょろっと弾くというのも楽しいですが,やっぱりまだまだ演奏していない名曲が残されているので,レパートリーを増やしてみたいというのが一番.

 

そこで先日からラヴェル作曲の「亡き王女のためのパヴァーヌ」を弾き始めることにしてみました!

 

ラヴェルの亡き王女...オーケストラで聴くと涙が出そうなほどの切なさですが,これがピアノ曲になるとより切ない泣

 

今までショパンやベートーベンにしか手を出してこなかったので,ラヴェルは初の試み.亡き王女は何回聴いたか分からないくらいですし,ラヴェルは難曲が多いイメージなのでこれならいけるのでは,と思いこの曲を弾くことに.

 

で,実際に楽譜を見てみたのですがこれが意外と複雑!

 

そりゃあジブンのピアノの腕なんて雑魚もいいところですが...

 

CDから聴こえてくる演奏からのイメージとは少しかけ離れて,楽譜には和音がぎっしり.

 

その人の実力にもよりますが,難易にかかわらず,楽譜を見た瞬間に「うっ」て感じる譜面と「これならいけるのでは」という譜面に分かれますよね.

 

ジブンでいえばショパン幻想即興曲とかは前者で,リストの愛の夢とかは後者でした.

 

そして今回の亡き王女は,割と前者です.笑

 

ただ他の難曲に比べてテンポが遅い分,余裕は少しあるのでしょうか?

 

この曲を他の人が演奏したレビューを見ると,「比較的簡単だが表現が難しい」という意見や,「同じラヴェルの『水の戯れ』が弾けるくらいじゃないと厳しい」という意見も見かけました.

 

水の戯れってかなり難しい曲な気がしますが...

 

ピアノを弾く方ならご存じかと思いますが,ピアノピースは曲ごとにA~Fの6段階で曲の難易度を分けていますよね.

 

難易度は順に

A(初級)

B(初級上)

C(中級)

D(中級上)

E(上級)

F(上級上)

 

になります.

 

この中で亡き王女はランクC(中級)でした.

 

人によって曲との相性もあると思うのであくまで目安ですけどね...笑

 

全6ページほどの短い曲なのでさっそく譜読みしてみることに.

 

最初の2ページは聴いていても分かる通りなるほど簡単でした.

初見でもいけるくらいです.

 

ただその続きから急に忙しくなってきます.

 

まず譜面通りに和音を一斉に弾こうとすると指が届かない.焦

 

それに左手は和音だけじゃなく右手の和声の手伝いがちょいちょい入ってきます.

やっぱり聴いてるだけじゃ分からない演奏の大変さってありますよね...

 

それに前述の通り,表現を大事にするというのもラヴェルのポイントですね!

 

割と指が忙しい曲ですが,静かに優しく弾く必要もあります.

 

大好きな曲だしそこまで長丁場な曲ではないので,挫折することはなさそう.

ただし,納得のいく表現ができるようになるまではまだしばらく時間がかかりそうです...笑

 

 

今回はこんなところで.ではでは(^_^)/

 

羊と鋼の森

羊と鋼の森