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まるで機械仕掛け!グレン・グールドの正確無比なピアノ

クラシック ピアノ 音楽 グレン・グールド

こんにちは,彳亍です(^.^)/~~

 

今日はちょっと疲れたし暑かったな,と感じる日には迷わずキリンの秋味を買ってしまいますね~.何よりこのラベルをみると「秋だな」って実感が湧きます!

 

 

アクの強い演奏家って探せば当然たくさんいると思うのですが,(フジ子・ヘミングとかもその一人でしょうか)ジブンがそのアクの強さがトップレベルなのではと最近聴きながら感じているのが今回お話するグレン・グールド

 

グレン・グールド 坂本龍一セレクション

グレン・グールド 坂本龍一セレクション

 

タイトルにも書いてありますが,こちら坂本龍一の選ぶグールドのベスト盤になります.

 

ラインナップはバッハからベートーベン,シューマンモーツァルトなど名曲ぞろいでバランスがいい感じになっています.

 

このジャケットもモノクロでオシャレですね!笑

 

一度くせになったら中々頭から離れない...この人の演奏はそういう魔力を持っていると思います.

 

 正確で独特な演奏!「異端児」グールドの奏法

このCDに限らず,グレン・グールドの演奏を2,3曲聞けばわかると思います.

 

とにかくリズムは寸分の狂いもないほどきっちりと楽譜通り

 

正確さにおいて彼の右に出るものはほぼいないと言っていいくらいなんじゃないでしょうか笑

 

またジャケットの絵を見てみると,ものすごい鍵盤に近づいて演奏してますよね.

 

これもグールドの特徴の一つで,演奏には敢えて低めの椅子にして鍵盤に体を近づけるのだとか.

 

ピアノを演奏していると,なるべく良い姿勢を意識してしまいそうなものですが...

 

先ほどリズムが正確できっちりな演奏と書きましたが,じゃあ淡々と弾いているのか,というとそんなことありません.

 

リズムは気持ち悪いくらいに正確ですが,表現力もまた素晴らしい.

 

録音でもちょいちょい残っていますが,演奏を聴いているとなんとどこからともなくハミングが...

 

このクセは一生やめなかったそうですね.一度こうだと決めたら誰がなんと言おうと変えない.そういう頑固なところはまさに「異端児」ですね.笑

 

 

グレン・グールドの魅力がたっぷり味わえるラインナップ

グレン・グールドの名盤といえば,デビュー盤でもあるバッハの「ゴールドベルク変奏曲」でしょうか.

 

 もともとバッハの曲は機械的で数学的なものが多めなので(人によって意見が分かれるかもしれませんね),グールドにとってはうってつけだと思います.

 

しかしグールドの魅力は他の作曲家でも味わうことができます.

 

まず素晴らしいと感じたのはシューマンの「ピアノ4重奏曲変ホ長調 作品47」でしょうか.

 

グールドの独特な演奏を残しつつ,他のチェロやヴァイオリンとマッチし,控えめにして他の楽器を際立たせるような演奏になっています.

 

狂いのないテンポが逆に心地良く思えるのはグールドならではなんでしょうかね笑

 

そう思うとベートーベンの「テンペスト」ではガラッと奏法を変え,かなりドライな感じの演奏になっています.

 

もともとゆっくりとしたテンペストしか聴いてこなかったので,この異常なまでにテンポが早いテンペストを聴いたのは初めてであり,当時はかなり衝撃を受けました.

 

演奏はこんな早いテンポにもかかわらず,相変わらずの正確さ.

 

しかし聴いているうちにこのドライな感じも好きだな,と自然と納得させられてしまうような演奏です.

 

また同じベートーベンでも,「悲愴」の2楽章では存分に歌う演奏をする.例のハミングに合わせた演奏をここでたんのうすることができます.

 

ゆっくりとしたテンポで魅力的に歌いあげることもあれば,早いテンポでカラッと演奏する,非常に表現の幅があるアルバムになっています.

 

終わりに

坂本龍一のインタビューに「気が付いたらファンになっていた」という記述があります.

 

まさにその通りだと思います.

 

これほど独特な演奏ですからこれを批判する人は少なからず存在していたでしょう.

 

しかし「これが俺の演奏だ」と言わんばかりの生命力あふれる演奏は,人の心を掴む力強さがあります.

 

今は故人になってしまった存在ですが,このような天才の演奏に感化されながら,これからもクラシック音楽を楽しんでいきたいですね.

 

 

今回はこんなところで.ではでは(^_^)/