月明りの夜に聴く・・・ショパンのピアノ協奏曲第1番&第2番
どうも,彳亍ですm(_ _)m
中秋の名月は残念ながら曇りで見られませんでした笑
一日経った今日もやっぱり月は綺麗ですね.
月の輝きに癒されながら,合わせてうっとりできるクラシック音楽があったら最高じゃないでしょうか?
ショパンのピアノコンチェルトを出しているアルバムはたくさんあると思います.
しかしこの二つのコンチェルトはアルゲリッチで聴いてほしい...!!
そんなインパクトもありつつ,甘く切ないショパンを味わえます.
「素朴さ」と「切なさ」を兼ね備えた協奏曲第1番
「月明りの夜」とか言い放ってしまいましたが,一楽章は静かどころかむしろ壮大な始まり方ですね笑
長めの伴奏のあと,さらに力強く気高いピアノの演奏が始まります.
ですが,曲はすぐさま切ないメロディへ.
このふっと切り替わるギャップがたまりませんね!心をがしっと掴まれたかと思うと,切ない思いで締め付けられる感じです...!
全体を通して荘厳なイメージの一楽章ですが,どこか切ない.少し哀愁漂う感じの主題になっていますね.
なんといっても今回のメインテーマは続く第2楽章!!
その旋律の美しさ,煌びやかさと言ったら,作曲したショパン自身が「美しい月明りの夜のような」と語ったほど.
終始ゆっくりと静かな主題でなんともロマンティックに展開されます.
いや~何度聴いても涙がでそうになりますね笑
ため息が出るほど美しいこの楽章はしんとした月明りの夜にぴったりですよ(*´ω`*)
第3楽章は第2楽章から休みなく始まりますが,こちらもまた気高く堂々としたロンド調.ショパンならではの技巧が詰まった,華やかなしめくくりです!
ショパンのピアノ協奏曲第1番は名曲中の名曲ですね.
「繊細」で「抒情的」なピアノ協奏曲第2番
第1番が素晴らしいと言いましたけれども,この第2番も劣らず素晴らしい.
ショパンの生誕200周年の記念コンサートがテレビで放映されたとき,このコンチェルトの第1番と第2番が続けて演奏されていました.
その時は実は第2番の方が感動しました!笑(キーシンが演奏というのもありましたが...)
この第2番も第2楽章は1番同様,切ないメロディが続きます.ただ,途中でフォルテになって鬼気迫る箇所があったりと,たまにスリルを感じるのがこの楽章の面白さですね.
この曲だと一番素晴らしいのは第3楽章の方でしょうか.
「よくこんな美しい旋律を思いつくなぁ」と感動してしまうほどの煌びやかさ.
第2楽章ほどゆっくりでないはずなのに,さらに切なく,聴いていてとても癒される...
第3楽章は不思議な感覚に包まれる,魔力のようなものがありますね笑
おわりに
「月」にぴったりだと思う曲はショパンの夜想曲だったり,ドビュッシーの「月の光」だったり,人によってさまざまでしょう.
美しい眺めの引き立て役に美しい音楽をマッチさせることが出来たら最高ですね.
今回はこんなところで.ではでは(^_^)/