ダン・ブラウンのラングドンシリーズの魅力について素人目線で書いてみる

どうも,彳亍です( . .)φ

 

読書ガチ勢というわけではありませんが,月に3~4冊のペースをなんとなく保っている今日この頃.

 

たぶん「人生を変える」とか「死ぬまでに一度は読みたい」といった,”読まなければいけない”名作は探せばたくさんあると思います.

 

でもあまりに難解で読書の情熱を失ってしまったらそれこそ本末転倒だと思い,今はジブンの気の向くままに,書店で興味を引いた本を読むことにしています.

 

ミステリーや推理小説多めのジブンですが,最近読了したのがこのダン・ブラウンインフェルノ. 

インフェルノ(上) (角川文庫)

インフェルノ(上) (角川文庫)

 

 上中下あるなかの上をまだ読み終えただけですが...!笑

 

主人公は表紙右側のロバート・ラングドンというハーヴァードの大学教授です.

 

宗教象徴学を専門としていて,この天才っぷりを活かして謎解きするわけですね.

 

このラングドン教授が初めて登場したのが,ベストセラーにもなったダ・ヴィンチ・コードです.

ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)

ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)

 

 小説もそうですが,映画もこちらは大人気になりましたね~.

 

当時この本を手にした人も少なくないのでは?

 

今回読了したインフェルノは,シリーズでいうと第4作目にあたります.

 

分量はそこそこありますがまだ第4作目なので,シャーロックシリーズや,ポアロシリーズなどの推理小説に比べれば,追いつくのは簡単だと思います!笑

 

壮大なテーマと舞台のスケールの大きさ

ダン・ブラウンの作品にはテーマがあります.

 

たとえば「ダ・ヴィンチ・コード」は言うまでもなく,ダ・ヴィンチが主題になっていますね.

 

その他にも「天使と悪魔」ではガリレオ,「ロスト・シンボル」ではフリーメイソンという秘密結社がテーマになっています.(帯にも書いていたのでネタバレではないと信じて...!)

 

テーマが壮大なのに加え,舞台もそれに合わせてルーブル美術館だったり,有名な建造物だったりと,スケールがとにかく半端じゃない.

 

また宗教の観点での謎解きも多く,そこが日本人にとってはなかなか新鮮なのではないでしょうか.

 

作中に出てくる歴史的な事象の数々は,ジブンにとっては決して易しい内容ではありませんでしたが,だれもが知っているテーマを発端にしているので取っ付きやすかったのだと思います.

 

ダン・ブラウンの作品を読んでると作中に出てきた建造物や美術品にも興味がわいてくるのがまたいいところですね!

 

緻密なパズルと痛快なスリル感

もともとあった絵画や彫刻といった作品を取り上げて,そこに謎解きを加えるのって相当難しい気がするのですが,ダン・ブラウンは本当に素晴らしいと思います.

 

ラングドンが作中で建造物を奔走して手に入れたキーワードが何の役に立つのか?と五里霧中で読み進めるのですが,最後にはジブンのような素人でも「なるほど!」と納得してしまうような解決へと持っていかれます.

 

読み終えた時にストーリーよりも,謎解きの面白さが余韻に残っています.

 

また作中では謎解きだけではなく,犯人との駆け引きが繰り広げられる場面も.

 

時には主人公が何度も死にそうになる場面も...!

 

主人公は死なないとわかっていても,状況のシリアスさで思わずヤバいんじゃないか,とハラハラな展開が作中の至るところででてきます.

 

謎解きの面白さととスリルを兼ね備えたこのシリーズは,読者を飽きさせることなく夢中にさせる魅力があります!

 

今回の「インフェルノ」は?

シリーズ物になるとどうしても,とても面白い回のいわゆる「アタリ」と,うーんちょっと微妙かな...という回の「ハズレ」が出来てしまうと思います.

 

これはたぶん「アタリ」の印象が強すぎて「ハズレ」となる作品が落差でかすんでいるだけなので,「ハズレ」が必ずしも悪い作品ではないのですが...

 

今回のインフェルノは,まだ上巻ですが「アタリ」の方だと思っています.

 

カバーにもありますが,今回はダンテの「新曲」がテーマになっているんですね.

 

こちらも,作品を読み進めていく上で読んでみたい,と興味がわくようになりました!

 

終わりに

洋書を読むのって基本的に苦手なのですが,ミステリーの面白さというのは世界共通ですね.

 

ミステリー好きなかたは,洋書という敷居なんて関係なく,ダン・ブラウンのシリーズを楽しむことができると思いますよ!

 

今回はこんなところで.ではでは(^_^)/