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【書評】「本日は,お日柄もよく」を読んで言葉のもつパワーを知る

こんにちは,彳亍です.m(_ _)m

 

今年も残り少なくなってきました.普段手にする本はなんとなくで選びますが,一年を締めくくる本となると,話は別かもしれませんね.

 

来年もどんどん本のレパートリーを増やしていきたいものです.

本日は、お日柄もよく (徳間文庫)

本日は、お日柄もよく (徳間文庫)

 

 

老若男女問わず,また多かれ少なかれ,皆さんは誰かの目の前でスピーチをするという機会は必ずあると思います.

 

ジブンにも皆の前でプレゼンをする機会が少ないわけではありません.

 

そういうスピーチの機会を持つ人,またスピーチでいつも悩んでいる人.

 

この本は必読本かもしれませんよ!

 

原田マハさんの作品の読みやすさ

実はこの「本日は,お日柄もよく」がジブンにとって初めての原田マハ作品.

 

分量は400頁弱でしたが,普段読書に不慣れなジブンにとっても非常に読みやすく,ページをめくる手がとまらないほどでした.

 

主人公はごくありふれたOLなのですが,そのOL目線でストーリーが展開するため,文体も口調も無理に正すことなくそのまま書き連ねられています.

 

読みやすくて内容がスイスイ入ってくる,というのが本作品の魅力のひとつかもしれませんね.

 

だからといって,内容が薄いなんてことは決してありません!

 

読みはじめはやはりOLの日常という感じでしたが(結婚式というイベントは”非日常”ととらえてもいいかもしれません),物語が進むに連れてガッツリ骨太な内容へと発展していきます..

 

それにも関わらず,読みやすさを維持して続きを気にさせる構成はさすがだなぁと感じました.

 

スピーチの「極意」を学ぶ

本作品にはスピーチを行う上で,守るべき極意がたくさん登場します.

 

それらの極意を知った上で,今まで「これはうまい」と感じてきたスピーチに照らし合わせると,なるほど確かに極意のいくつかをちゃんと踏まえていることがわかります.

 

もちろん,この本を読んだだけで自分のスピーチ能力が上がったとはさすがに思いません笑

 

しかし,この極意を常に意識していくことが,上達への一番の近道なのではないかと思います.

 

その際,極意のすべてを押さえる必要なんかありません.

 

数ある極意の中で,一つでも二つでも心に残っていれば,この作品を読んだ効果は十分にあると思います.

 

作中に散りばめられた胸を打つワード

言葉ってすごいな,と改めて感じます.

 

短い文章や一つの単語,時には漢字一文字であっても,人々を感動させたり,元気づけたりできるのですから.

 

スピーチがテーマに見えますが,本作品ではそれ以上に言葉のもつ美しさ,力強さが印象的でした.

 

あまり具体的に言ってしまうとネタバレになるので書きません,が,作中に点々と存在するキーワードはあまりにもイメージが強く,読み終えた後でも余韻となって残っているほどです.

 

おわりに

本作品を読んでから,いろいろなスピーチに今までと違った観点で触れるようになりました.

 

いいスピーチはたくさんあれども,本作品に登場する極意を全て押さえているとなればかなり絞られてくる気がします.

 

人生で最高のスピーチができるのは一度あるかないかのレベルだと思います.

 

「完璧」は存在しない故,私たちはスピーチに関して一生勉強かもしれません.

 

そういう意識を持つことができた意味で,本作品に触れたことは非常に幸せだと感じました.

 

 

今回はこんなところで.ではでは(^_^)/