朝コーヒーを飲みながら聞きたいクラシック曲5選
どうも,彳亍ですm(_ _)m
いつも自分が聴いている名盤を独断と偏見で発信していますが,シチュエーションで絞ってみるのも面白そうです!(こちらも独断ですが...)
オーケストラやピアノ曲などから,5曲ほど選んでみました('ω')
朝起きて,コーヒーを飲むときにいい感じの曲が流れていると少し優雅な気分を味わえそうですね笑
「くるみ割り人形」から「花のワルツ」 チャイコフスキー
- アーティスト: ゲルギエフ(ワレリー),マリインスキー劇場合唱団
- 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
- 発売日: 2010/03/24
- メディア: CD
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まずはバレエ音楽の代表曲から.
花のワルツは有名過ぎてクラシックをあまりかじらない人でも知っているのではないのでしょうか.
クラシック音楽ですが,ディズニーのFANTASIAという作品にも使われていますね.
こちらは冒頭のハープがうっとりするほどに心地良い.
そしてワルツの早過ぎず遅過ぎずのテンポで非常にリラックスできますね.
主題が変わってからのチェロの堂々とした演奏もいいですね.
こんな大迫力のワルツを聴いたらたちまち優雅な朝に早変わりですね~
「ペールギュント」から「朝」 グリーグ
グリーグ:「ペール・ギュント」第1組曲&第2組曲/シベリウス:交響詩「フィンランディア」、悲しきワルツ
- アーティスト: ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団カラヤン(ヘルベルト・フォン),シベリウス,グリーグ,カラヤン(ヘルベルト・フォン),ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2012/05/09
- メディア: CD
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タイトルからしてもう直球ですが...
5選の中でジブンが最も気にいっている曲かもしれませぬ.
朝が似合う曲というのはどこか牧歌的なところがありますね.
出だしのフルートを聴くと,都会の朝というよりは,どこか山奥の鬱蒼とした森の中に朝日の光が差し込んでる感じですかね.
静かで繊細なフルートから始まって,徐々に雄大さを増すこの曲もまた,目覚めにはぴったりですね.
「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」より第1楽章
- アーティスト: カラヤン(ヘルベルト・フォン),ウィーン国立歌劇場合唱団,ドヴォルザーク,シベリウス,ワーグナー,モーツァルト,ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,ムター(アンネ=ゾフィー),フィルハーモニア管弦楽団,ワイセンベルク(アレクシス),ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2007/12/26
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こちらは少しキリッとした朝になるかもしれません.
このモーツァルトは,庶民派ではなく宮廷音楽の感じを醸し出していますね.
この「永遠のカラヤン」に収録されているアイネクライネ,カラヤンは響きの良さを求めて教会で収録したとかなんとか.
完全主義の彼らしいエピソードと演奏ですね~
ちょっと敷居が高い曲になりますが,リッチな気分は味わえそうです笑
「3つの演奏会用練習曲」から「ため息」 リスト
- アーティスト: フジ子・ヘミング,ショパン,リスト
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 1999/08/25
- メディア: CD
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ピアノ曲からはこちらの曲を.
タイトル通りかどうかはわかりませんが,「ため息」が出るくらいに綺麗な曲なんですよね.
終始繰り返されるアルペッジュの変化がとても美しい.
静かな始まり方から,途中の盛り上がる部分まで,まさに完璧な曲です.
繊細な演奏と響きのよいアルペッジョに,ついつい耳を傾けたくなりますね~
「交響曲第2番」から第1楽章 ブラームス
- アーティスト: サイトウ・キネン・オーケストラ小澤征爾,ブラームス,小澤征爾,サイトウ・キネン・オーケストラ
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2009/05/20
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ブラームスの交響曲第2番は4楽章ともいい曲ですが,ゆっりとした第1楽章をお勧めします.
こちらも牧歌的なイメージのある曲ですね~
このサイトウキネンによるブラームス,ジブンも実は長野に行って聴く機会がありました.
出だしのホルンやフルートもいいですが,第1楽章はとにかくチェロが美しい.
最初から最後まで優雅な気分になれるボリュームのある曲ですよ!
終わりに
5選は少なかったかもしれません...
曲を聴くとパッとインスピレーションが脳内に浮かび上がるのが,クラシック音楽のすごいところですね.
いろんなシチュエーションで聴く音楽.突き詰めていったら面白そうですね!
今回はこんなところで.ではでは(^_^)/
軽快なバンドネオン!小松亮太の奏でる「La Trampera」
こんにちは,彳亍です(´ー`)
ひと月経つのが早い...!ちょっと前まで明るかった時間帯も今では真っ暗.これから涼しいを通り越して寒くなってくるのでしょう.
以前ヨーヨー・マのタンゴについて書きましたが,タンゴについて語ろうとすると,バンドネオンの存在を忘れてはならないと思います.
バンドネオン奏者は数少ない貴重な存在ですが,日本で代表的な奏者と言えば小松亮太が一番初めに挙がると思いますよ.
小松亮太をはじめて知ったのは,葉加瀬太郎とのタッグで演奏していた「情熱大陸」でした.
あの時の衝撃は凄かった...!
「情熱大陸」や,同じimage作品である「Starneon」などでロックな演奏をしつつ,一方で軽快な演奏で踊りたくなるようなタンゴを堪能する...
そもそもバンドネオンとは
「バンドネオンってアコーディオンと同じようなもんじゃないの?」なんて方も少なからずいるかもしれないですが,それを言ってしまうとバンドネオン奏者にシバかれそうですね笑
実は以前バンドネオンとギターのデュオを聴く機会があって,その時にバンドネオンを間近で見せてもらったことがあります.(弾かせてもらうことは流石に出来ませんでした笑)
こちらはお借りした写真になるのですが
世界の民謡・童謡「Worldforksong.com」さんより引用
ジャバラのおかげでアコーディオンを連想するのでしょうが,バンドネオンのサイドについているキー(?)は超複雑!
数えてみると,一般的なバンドネオンで計71個のボタンがあるそう.
「一般的な」ということはイレギュラーなバンドネオンだとまたボタンの数が違ってくるってことですね...
さらにえぐいのは,このボタン達が音階順ではなくほぼ不規則ってことです!
これを弾きこなすにはまず71個もある配置をすべて覚えなければならないんですねぇ...
そのうえバンドネオンのジャバラを押し込むのと引くので別の音が出る.
一朝一夕でできるような楽器じゃないのは一目瞭然ですね笑
音階を弾けるっていうだけでもうそれは名人芸の域に達している気がします.
複雑な楽器ですが,それゆえに,その音色がクセになる人もおおいのでは?
小松亮太のバンドネオン
さてこのアルバムですが,全体的に陽気な曲が多いですね~.
一曲目のLa Trampera(うそつき女)がいい例でしょうか.ピアノも明るく陽気な感じになっており,それとバンドネオンのメロディが噛み合っていて,聴いていて心が軽くなります.
また二曲目のPor Una Cabezaもガラッと変わっていい感じ.
ピアノのトリルの演出など,少し色っぽい演奏になっており,こちらでもバンドネオンは主旋律と伴奏を繰り返しながら,曲全体を盛り上げていきます.
名曲で知られる「リベルタンゴ」はヨーヨー・マのずっしりとした厳かな演奏とはまた変わって,疾走感のある演奏になっています.
リベルタンゴだとヨーヨー・マの方が好きですが,バンドネオンのこんな使い方もあるんだなぁと,改めてその表現の幅に驚く演奏でした.
最後に「情熱大陸」のタンゴアレンジがあるのもうれしいですね!
あのロックな曲がここまで様変わりするとは...
他の曲をバンドネオンをはじめとしたタンゴアレンジでどんな風に変わるのか,いろんな曲をどんどんカバーして欲しいですね~.
終わりに
バンドネオンの,決して邪魔はしない,それでいて存在感のあるあの音色は一度ハマったらなかなか耳から離れないいい意味でのクセがあります.
一度でいいから実際に触れて演奏してみたい...!
奥の深いバンドネオンには,まだまだ魅力が隠されていそうです.
今回はこんなところで.ではでは(^_^)/
「自然な音」を楽しむ.マレイ・ペライアのエチュード
どうも,彳亍です('ω')ノ
今週はずっと雨模様ですねぇ~ちょいと気分が鬱になってしまいます.
でも家から中々出られない時こそ,音楽を聴く絶好の機会じゃないでしょうか.
ポリーニやアルゲリッチが大好きなジブンですが,最近ファンになったのがマレイ・ペライア.
- アーティスト: ペライア(マレイ),ショパン
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
- 発売日: 2004/11/17
- メディア: CD
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実は昨年NHK音楽祭のチケットを入手することができたので,マレイ・ペライアの演奏を聴きにNHKホールに赴いたことがあります.
ロンドン交響楽団がジブンの好きなブラームスを演奏してくれたのもうれしかったですが,ペライアの演奏が実によかった!
他の皆さんのレビューなんかを見てみると「惹きつけられる何かがある」という感想をちらほら見かけます.
まさにその通りだと思います.技巧や表現はもちろん一流なのですが,彼の魅力は他にもありそうですね.
「飾らない」が魅力!ペライアの演奏
「飾らない」というと語弊が生じてしまうかもしれません.
プロの演奏家たちは当然自分流の演奏法がありますから,いい意味でも悪い意味でもアクの強さというのが出ていますよね.
もちろんそれで聴衆を魅了する演奏家はたくさんいます.むしろ少しくどい方がいい,という方もいらっしゃるかもしれませんね.
ところがペライアにはそのアクの強さやくどさがほとんど感じられない.
あくまで忠実で自然体な演奏.それがペライアの魅力だと思います.
演奏家が赤や黄など,自分の表現の色を持っているとしたら,ペライアはきっと無色透明な演奏家である気がします.
流れるような演奏のエチュード
演奏家は独自のアクの強さが出る,と前述しましたが,そのせいかペライアの演奏が逆に少し変わってる...?と感じてしまう節があります.
例えば作品10の第1番.これは「滝」という副題で親しまれていますね.
ポリーニはこのアルペジオを本物の滝さながらにものすごい迫力で演奏します.
ところがペライアはこの曲をものすごく軽やかに演奏するんですよね.
「滝」の迫力とまではいきませんが,水がスラスラッとなめらかに流れているイメージが瞬時に浮かぶほど.
また鬼気迫るようなド迫力で知られる作品10の第4番もペライアの手にかかると,カッコイイというより,むしろ美しいと思えるような演奏に早変わり.
どの曲をとっても,例えばクネクネして表現したり,余計な表現をつけ足したりすることが一切ない.
自然体な演奏はここまで魅力的になるんですね~
終わりに
NHK音楽祭に聴きに行って以来,すっかり彼の虜になってアルバムを何度もリピートしています.
無色が故に異色のピアニスト.これからも活躍してほしいですね!
今回はこんなところで.ではでは(^_^)/
耳に心地良い!チョン・キョンファの華のある演奏
こんにちは,彳亍です(^◇^)
将来余裕があったら,ヴァイオリンも弾いてみたいなぁと思う今日この頃です.
「隣の芝生は青い」・・・とは意味が違いますけど,ピアノを嗜んでいるとヴァイオリン奏者ってものすごくかっこよく見えてきます.
ピアノを今までやってきたので聴く曲もピアノが多めですが,最近はヴァイオリン曲もちらほらと聴いております.
例えば,最近何度も聴いているのはチョン・キョンファのアルバムでしょうか.
スーヴェニール ~ツィゴイネルワイゼン 他≪クラシック・マスターズ≫
- アーティスト: チョン・キョンファ
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2014/08/20
- メディア: CD
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キリッとして目ヂカラが凄い印象のこのジャケット...笑
しかし演奏はジャケットとは真逆の柔らかい感じの演奏になっており,聴いていて癒される曲ばかりですよ!
チョン・キョンファの演奏の心地良さ
ピアノ以外の楽器にはあまり触れたことがないので,当然ヴァイオリンに関しては(というかピアノ以外の楽器に関しては)全くのド素人であります.
これは素人目線ですが,ピアノとかチェロなどと違い,ヴァイオリンは演奏する人によって音色のふり幅が大きい楽器の一つな気がします.
ヴァイオリン一筋だった人や,楽器に関して耳が肥えている人はそうは感じないんでしょうか?
プロの演奏でも,ヴァイオリンは音域の高めの楽器というのもあって少しキンキンと耳に響いてしまうときがあるんです.
もちろん研ぎ澄まされた感じでパリッと演奏するのもヴァイオリンのいい特徴の一つだと思います.
ただ,例えばピアノやチェロは食事しながらでも聴けますが,ヴァイオリン曲だけはなんとなく乱されている感じがしてそういう気にならない.
ヴァイオリンの音色は別に苦手ではありませんでしたが,ヴァイオリンに対する意識は他の弦楽器とは違いました.
しかしチョン・キョンファの演奏は自分の中では少し驚きでした笑
今まで聴いてこなかったのもありますが,ヴァイオリンはこんなやわらかい音も出せるんだ,とビックリしたのがこのアルバムです.
時にはパリッと,時には優しく,自分ワールドにたちまち変えてしまうのが彼女の魅力ですね~
どの曲をとっても癒される演奏ばかりです.
繊細で多彩な演奏の数々
チョン・キョンファで初めて手にしたアルバムがこの「Souvenirs」だったのですが,名曲ぞろいのいいアルバムですね~
彼女の優しい,少しクネクネした感じの演奏は,ドヴォルザークのロマンティックな小曲作品の演奏にはうってつけですね笑
「G線上のアリア」や「タイスの瞑想」,「美しき夕べ」など,全体的に静かでおっとりとした演奏が集められています.
ところが一番最後に来るのが衝撃的な「ツィゴイネルワイゼン」!
今までの演奏とはがらりと変わり,まるで何かにとりつかれているんじゃないか,と感じるほどの鬼気迫る演奏になっています.
優しい演奏だけじゃなく,時にはこんな迫力満点の演奏ができるのも,彼女の才能ですね~
終わりに
人によって好みの音なんてのは様々ですから,この人の演奏が好き!というのも当然分かれますよね.
まだまだジブンが知らないだけで,凄い魅力の持ち主であるヴァイオリニストはたくさんいそうです.
今後はピアノやヴァイオリンにとどまらずに,いろんな楽器に触手を伸ばしていきたいなぁ笑
今回はこんなところで.ではでは(^_^)/
月明りの夜に聴く・・・ショパンのピアノ協奏曲第1番&第2番
どうも,彳亍ですm(_ _)m
中秋の名月は残念ながら曇りで見られませんでした笑
一日経った今日もやっぱり月は綺麗ですね.
月の輝きに癒されながら,合わせてうっとりできるクラシック音楽があったら最高じゃないでしょうか?
ショパンのピアノコンチェルトを出しているアルバムはたくさんあると思います.
しかしこの二つのコンチェルトはアルゲリッチで聴いてほしい...!!
そんなインパクトもありつつ,甘く切ないショパンを味わえます.
「素朴さ」と「切なさ」を兼ね備えた協奏曲第1番
「月明りの夜」とか言い放ってしまいましたが,一楽章は静かどころかむしろ壮大な始まり方ですね笑
長めの伴奏のあと,さらに力強く気高いピアノの演奏が始まります.
ですが,曲はすぐさま切ないメロディへ.
このふっと切り替わるギャップがたまりませんね!心をがしっと掴まれたかと思うと,切ない思いで締め付けられる感じです...!
全体を通して荘厳なイメージの一楽章ですが,どこか切ない.少し哀愁漂う感じの主題になっていますね.
なんといっても今回のメインテーマは続く第2楽章!!
その旋律の美しさ,煌びやかさと言ったら,作曲したショパン自身が「美しい月明りの夜のような」と語ったほど.
終始ゆっくりと静かな主題でなんともロマンティックに展開されます.
いや~何度聴いても涙がでそうになりますね笑
ため息が出るほど美しいこの楽章はしんとした月明りの夜にぴったりですよ(*´ω`*)
第3楽章は第2楽章から休みなく始まりますが,こちらもまた気高く堂々としたロンド調.ショパンならではの技巧が詰まった,華やかなしめくくりです!
ショパンのピアノ協奏曲第1番は名曲中の名曲ですね.
「繊細」で「抒情的」なピアノ協奏曲第2番
第1番が素晴らしいと言いましたけれども,この第2番も劣らず素晴らしい.
ショパンの生誕200周年の記念コンサートがテレビで放映されたとき,このコンチェルトの第1番と第2番が続けて演奏されていました.
その時は実は第2番の方が感動しました!笑(キーシンが演奏というのもありましたが...)
この第2番も第2楽章は1番同様,切ないメロディが続きます.ただ,途中でフォルテになって鬼気迫る箇所があったりと,たまにスリルを感じるのがこの楽章の面白さですね.
この曲だと一番素晴らしいのは第3楽章の方でしょうか.
「よくこんな美しい旋律を思いつくなぁ」と感動してしまうほどの煌びやかさ.
第2楽章ほどゆっくりでないはずなのに,さらに切なく,聴いていてとても癒される...
第3楽章は不思議な感覚に包まれる,魔力のようなものがありますね笑
おわりに
「月」にぴったりだと思う曲はショパンの夜想曲だったり,ドビュッシーの「月の光」だったり,人によってさまざまでしょう.
美しい眺めの引き立て役に美しい音楽をマッチさせることが出来たら最高ですね.
今回はこんなところで.ではでは(^_^)/
のほほんとピアノ奮闘記vol.2 ラヴェル「亡き王女」を”知る”
こんにちは,彳亍です('◇')ゞ
「のほほん」と「奮闘」は並ばない気がしますが...笑
先日から譜読みを始めた亡き王女,とりあえず一通りの譜読みを終えました!
譜読みがあまり得意ではないので,どうやら割と時間がかかってしまったようです.
ジブンはいつも譜読みの際,とりあえず細かいことは気にせずにパラパラ~っと初見気味にまず弾いてみて,だんだんと細かいところから固めていくのですが,これが効率がいいかはどうかは分かりません...
最初から地道に丁寧にやっていく,という方ももしかしたらいらっしゃるのでしょうか?
もしよければ皆さんの譜読み法,ご教授下さい笑
ある程度弾けるようになって来たら,やっぱり音の強弱も含めて,表現の方にも力を入れたくなりますよね.
そのためには,アナリーゼとまでは行きませんが,その曲に関するイメージのようなものがあるとより分かりやすい感じがします.
そこでこの曲について色々調べてみました(ほぼネット参照ですが笑)
調べてみて最初にたどり着いたのがこちらの一枚の絵
http://nps.sakura.ne.jp/sf/art/Velazquez.htmlより引用
ディエゴ・ベラスケスの「マルガリータ王女」という作品です.
ラヴェルはルーブル美術館でこの肖像画からインスピレーションを受けてこの曲を手掛けたという説があります.
「パヴァーヌ」は16世紀に流行した宮廷の舞踏ですが,曲のゆったりとした感じとこの品の良いきらびやかな絵がマッチしていてとてもいいイメージですね.
「亡き王女」という言葉が使われていますが,特にある王女がなくなってしまってその追悼で作った,というわけではなかったんですね~
ラヴェルやドビュッシーなどは特にそうですが,絵画と音楽は切っても切れない関係にある感じがしますね.
こうやって絵画や情景を思い浮かべながら演奏すると,心なしか表現の幅も広がっている気になります.
完成まではまだまだかかりそうですが,ラヴェルの綺麗な和音や旋律を味わいながら楽しんで弾いていきたいですね!
今回はこんなところで.ではでは(^_^)/
壮大にして圧巻!カルロス・クライバーで聴くベートーベンの交響曲5番&7番
こんにちは,彳亍です ^^) _旦~~
急に涼しくなりましたね笑
ウチにはロフトがついており,夏の間は灼熱過ぎてどうにも寝苦しかったのですがやっとこさ安眠が出来そうです.
最近はラックにあるアルバムを取り出しては聴きなおしている毎日ですが,改めて名曲と感じるのが...
- アーティスト: ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団クライバー(カルロス),ベートーヴェン,クライバー(カルロス),ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2009/10/21
- メディア: CD
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ベートーベンの交響曲第5番「運命」はクラシックをほとんど聴かない人だって知っているほどの名曲ですよね.
また交響曲第7番はもともと認知度はまあまあ高かったと思いますが,一気に浸透したのはたぶん「のだめカンタービレ」の影響じゃないでしょうか?
のだめカンタービレ(1) (講談社コミックスキス (368巻))
- 作者: 二ノ宮知子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/01/08
- メディア: コミック
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7番は4楽章からなる曲ですが,とにかく聴いていて飽きが来ない.
ドラマやアニメを介していますが,この曲が浸透しやすいのも分かる気がします.
2曲とも有名過ぎるほどの曲なのでもう聞き飽きた...なんて方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?笑
でもこの2曲,改めて聴きなおすと「こんなにすごい曲だったっけ?」と改めてビックリしますよ!
ド迫力!クライバーによる交響曲第7番「運命」
運命は冒頭が一番有名ですよね.一度コンサートにこの曲を聴きに行った事があります.
第1楽章は「聴く」というよりも「肌で感じる」ほどの迫力でした.
何かを叩くような冒頭のユニゾンは体全体にビリビリと響いてくるほど.
また,第1楽章が過ぎ去っても第2楽章の「優しい」要素と「力強い」要素が交互に織りなしているのが素晴らしい.
聴いていてこちらまで勇気がわいてくるような部分です!
第3楽章の少し静かな演奏からだんだんと盛り上がって行き,堂々とした第4楽章へとつながっていきます.
他の楽章と比べて楽器が増えることもあって,より華やかさが増していますね!
第1楽章に負けないほどの迫力で第4楽章を彩ります.
有名過ぎてスルーされがちな運命ですが,みんな知っているようで知らないかもしれない...
改めて聴きなおしたい曲No.1にこれを推薦しますよ笑
優雅で華やかに!時にロックに!交響曲第7番
のだめの影響でこちらは他のベートーベンの名曲に負けないほどの認知度になりました.
以前テレビ朝日で放送された「題名のない音楽会」ではこちらの交響曲第7番を取り上げていたことがありました.
青島広志先生を講師として迎えた回でしたが,青島先生はこの通称「ベト7」の各4楽章をダンスに見立てていました.
その解説を聴いて,先生独自の解釈でしたが「なるほどなぁ」と感心した覚えがあります.
(今はどれがどれだったか覚えてません,ごめんなさい笑)
たしかに第1楽章では明るい舞踏会,第3楽章では優雅なワルツ,第4楽章なんかはノリノリですからむしろロックに近いノリがあるかもしれません.
そうやってダンスの風景を想像しながらこのベト7を聴くと,より一層楽しめそうですね!
終わりに
あまりに名曲過ぎてかえって忘れ去られてしまうような曲ってたくさんあると思います.
以前聴いていた曲を掘り起こしてまた聴いてみるというのも,前と違った印象や解釈が生まれていいものですよ!
今回はこんなところで.ではでは(^_^)/